ノンレム睡眠

レム睡眠とノンレム睡眠

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眠りに関する最も基本的なことですが、人間の眠りには2種類あります。

そのひとつのレム睡眠とは、REM=Rapid Eye Movement(急速眼球運動)のことで、急速眼球運動を伴う睡眠という意味です。身体は眠っていますが、脳は覚醒に近い状態にあります。脳を活性化する方向にもっていきます。

まぶたは閉じていますが目玉が動いたり、呼吸が不規則だったり、夢を見るなどがレム睡眠の代表的な現象です。金縛りもレム睡眠のときに起きます。
脳は働いているのに、筋肉がすっかり弛緩しているので、体が動かない状態です。

もうひとつのノンレム睡眠は、Non-REM のことで、レム睡眠ではない眠りとういうことです。脳が眠っている状態と考えられています。ノンレム睡眠は、脳波によって4段階に分けることができます。
第一、第二段階が浅いノンレム睡眠、第三、第四段階が深いノンレム睡眠で、このとき熟睡状態です。

眠りの典型的なパターンは、最初は浅いノンレム睡眠から入り、だんだん深いノンレム睡眠に移行し、その後にレム睡眠が現れます。この1セットは約90分です。
普通の長い眠りでは、このセットが4〜6回繰り返されることになります。

一般的には寝始めの約3時間、最初の2セットの間に第三、第四段階の深いノンレム睡眠が現れます。
これが良質の眠りです。以後は浅いノンレム睡眠とレム睡眠の眠りになります。
ノンレム睡眠の深さや変化の仕方、レム睡眠の時間は、セットごとに違います。
眠りの質は、その日の状況や体調によって変わります。
 
朝、目覚めたとき、ぐっすり熟睡したという充足感が得られるのは、ノンレム睡眠の第三、第四段階の眠りが多い場合です。
短時間の眠りでも平気な人は、短い時間の中で効率よく深い眠りを繰り返しており、逆に長時間寝ても寝たりない人は深い眠りが少なく、レム睡眠やそれに伴う浅い眠りしか得てないと考えられます。



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