健康生活

免疫力を高めて健康生活

良質な睡眠以外にも、免疫力を高めるための生活習慣があります。生活習慣病やがんの予防のためにも免疫力を高めて、健康生活を送りましょう。

適度な運動
軽めの運動を定期的に行うと、NK細胞の活性が高まり、免疫力が上がります。軽い運動でも2時間以上の長時間の運動は、免疫力を低下させます。また、短距離走やマラソンなどのハードな運動も、ある年齢以上になると、運動後にNK細胞の働きが衰え、免疫力が低下します。
したがって、健康生活のためにはウォーキングのような軽めの有酸素運動が効果的です。


適度な飲酒
適度な飲酒は、動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを増加させます。また、血管内皮細胞からウキロナーゼという血栓溶解酵素が産生され、脳梗塞や心筋梗塞の予防・改善によいこともわかっています。
日本酒の酒粕成分がNK細胞の活性を高めて、免疫力を高めることが報告されています。
日本酒に含まれる低分子量成分に発がん抑制作用があるという実験結果もあります。
欧米でもワインは、心臓病や脳梗塞、がんの予防、ストレスの解消に役立つとされています。
ワインの中に含まれているポリフェノールが血行を良くし血圧をさげたり、緊張感を解消します。
このように適度な飲酒は、健康生活に役立ちます。
ただし、飲み過ぎは、免疫力を低下させアルコール性肝障害などをおこします。

 
笑い
笑うことは、免疫力を高めます。笑うと大脳前頭葉に興奮が起き、それが間脳に伝達されると間脳から免疫活性ホルモンである神経ペプチドが分泌され、NK細胞の活性を増し、免疫力が高まります。
また、大きく笑うことは、呼吸量を増加させ、吐く息の増加によって血液中の老廃物を排泄したり、内臓の血行の増加を促し、血液の浄化、内臓の強化に役立ちます。
笑うと体温が上昇します。体温の上昇は、白血球の働きを活発にし、免疫力を高めます。
また、体温の上昇は、生活習慣病の元である中性脂肪、コレステロール、尿酸などの燃焼を促します。更に体温の上昇は、内臓の血流を良くします。
まさに「笑う門には福来る」です。おおいに笑って、健康生活を送りましょう。


体を温める
体温が下がると、免疫力が低下します。1日のうち人の体温が最も低くなる午前3〜5時の死亡率が一番高くなりますし、冬場はほとんどの病気で死亡率が上昇します。35℃の体温のときがん細胞が最も増殖すると言われています。丹毒や肺炎などで高熱が続くとがんが治る患者がいるとの報告があります。体温が上がると、免疫力が高まります。風邪で熱がでるのも体温を上げて、免疫力を高めるための反応なのです。
体温低下は、心筋梗塞やがん、糖尿病など様々な病気の発生と関連しています。
体の熱の発生は、骨格筋が最も多く安静時で約22%産出していまが、体を動かすと筋肉質な人の場合、80%近くまで高まります。体温を上げ、病気を予防するには、筋肉運動が大切なのです。
人間の筋肉の70%以上が腰から下にありますので、歩くことや下肢を使うスポーツが健康生活に良いことがわかります。
 
 
ストレスをためない
ストレスは、笑いと逆にNK細胞の活性を低下させ、免疫力を低下させます。ストレスを感じると血管が収縮し、血行が悪くなり体温低下をもたらします。
現代社会では、ストレスの全く感じない生活はあり得ませんが、ストレスを上手にやり過ごす工夫が健康生活には必要です。何よりも休養と趣味など自分が快く感じることに打ち込むことが、ストレスの発散になります。


海水浴
海水には、ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ヨードなど、健康に不可欠なミネラルが約100種類含まれています。海水浴は、これらのミネラルの作用で血液の循環を良くし免疫力を高めてくれます。アトピーなどの皮膚病患者を海水浴に連れて行く病院もあります。
海水につからなくても、浜辺を散歩したりするだけでも、海風に含まれる海水微粒子を浴びることができるので、同様の効果があります。

 
満腹しない(腹八分)
満腹すると白血球の力、貪食力・殺菌力が低下して免疫力が落ちます。逆に空腹になると、白血球の貪食力・殺菌力は高まります。野生動物は、病気や怪我のとき、食を絶ち、じっと動かず病気や怪我を治します。
また、糖尿病のように血液中の糖分が多すぎると、免疫力は低下します。
糖尿病でなくても、甘いものをたくさん食べて血糖が上がると、白血球の免疫力は低下します。
昔から言い伝えられるように「腹八分に病なし」なのです。


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